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動画広告とは。種類や出稿媒体を基礎から学ぶ!

世界規模でデジタル広告市場が拡大するなか、日本においては2021年にインターネット広告の市場規模が4マス広告を上回りました。その差は年を経るごとに広がり続けています。


▼日本の媒体別広告費の推移

画像引用元:総務省『令和6年版情報通信白書


動画広告は、成長し続けるデジタル広告市場のなかでも、特に高成長率を維持している広告種別です。

企業のマーケティング部門や広報部門の担当者のなかには、「動画広告にはどのような種類があるのか」「動画広告の基礎を知りたい」などとお考えの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、動画広告の概要や特徴、種類、出稿媒体、課金方式について解説します。

なお、動画マーケティングのメリットについてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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出展:総務省『令和6年版情報通信白書


目次[非表示]

  1. 1.動画広告とは
  2. 2.動画広告の特徴
  3. 3.動画広告の主な種類
    1. 3.1.インストリーム広告
    2. 3.2.アウトストリーム広告
  4. 4.動画広告の主な出稿媒体
    1. 4.1.①動画共有・配信サービス
    2. 4.2.②SNS
    3. 4.3.③アプリケーション
    4. 4.4.④Webサイト
  5. 5.動画広告の課金方式
  6. 6.まとめ


動画広告とは

動画広告とは、動画のクリエイティブを用いた広告です。広義ではテレビCMを含む場合もありますが、一般的にはインターネット上で出稿される広告を指します。

インターネットで配信される動画広告は、動画を使用する点ではテレビCMと同じですが、視聴者の視聴態度が異なることから、広告としての特性に違いが生じます。


▼動画広告とテレビCMの違い

広告の種類
視聴態度
特性
動画広告
能動的
狙いを絞ったターゲットへの訴求に向いている
テレビCM
受動的
不特定多数への認知拡大に向いている



動画広告の特徴

静止画やテキストによる広告と比較して、動画広告には以下の特徴があります。


▼動画広告の特徴

  • 映像・音声で多くの情報を伝えられる
  • ユーザーの目にとまりやすい
  • ストーリーを訴求できる など


映像や音声を活用することで、静止画やテキストよりも多くの情報を伝えられるだけでなく、ユーザーの目にとまりやすくなります。

また、情報量が多いことで広告にストーリー性を持たせやすいため、視聴者の興味を喚起しやすいと考えられます。

なお、動画広告で期待できる効果についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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動画広告の主な種類

動画広告には、大きく分けてインストリーム広告とアウトストリーム広告の二種類があります。


インストリーム広告

インストリーム広告とは、主に動画共有サービスで用いられる動画広告です。動画視聴用のプレイヤー上で再生されることから、大画面で視聴される点が特徴といえます。

また、インストリーム広告は、再生されるタイミングやスキップの可否によって以下のように分類されます。


▼インストリーム広告の種類

種類
概要
プレロール広告
動画の再生開始時に挿入される広告
ミッドロール広告
動画の視聴中に挿入される広告
ポストロール広告
動画の終了後に挿入される広告
スキッパブル広告
スキップができる広告
ノンスキッパブル広告
スキップができない広告


アウトストリーム広告

アウトストリーム広告とは、SNSやWebサイト、アプリケーションなどにおいて主に用いられる動画広告を指します。

アウトストリーム広告は、さらに以下の種類に分類されます。


▼アウトストリーム広告の種類

種類
概要
インバナー広告
各プラットフォーム上の広告スペースに掲載する広告
インリード広告
Webページをスクロールして画面内に表示された際に再生される広告
インターステイシャル広告
ページの切り替え時にポップアップやフルスクリーンで表示される広告



動画広告の主な出稿媒体

動画広告の主な出稿媒体としては、動画共有・配信サービスのほか、SNSやアプリケーション、Webサイトなどがあります。


①動画共有・配信サービス

動画を主なコンテンツとする動画共有サービスは、動画広告の代表的な出稿先といえます。

再生時間や再生位置などが異なる、さまざまな形式での動画広告の出稿に対応しており、幅広い広告施策が行える点が特徴です。

また、近年では有料の動画配信サービスにおいて、広告を表示する代わりに月額料金を抑えたプランが提供されるケースも見られます。


②SNS

動画共有サービス以外のSNSにおいても、動画広告の出稿は可能です。SNSはスマートフォンからアクセスするケースが多いため、スマートフォンでの視聴を意識した動画を作成することが重要となります。

また、SNSの種類によって利用者層が異なることから、自社のターゲットに合わせて出稿先のSNSを選定する必要があります。


▼主なSNSの利用率

画像引用元:総務省『令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>


出典:総務省『令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>


③アプリケーション

スマートフォンやタブレットなどで使用するアプリケーションのなかには、広告枠を設けているものがあり、動画広告も出稿できます。

広告の表示形式はアプリケーションによってさまざまですが、例としては以下が挙げられます。


▼アプリケーション内における広告表示の例

  • 画面の切り替え時にインターステイシャル広告を表示する
  • 画面の上部や下部にインバナー広告を表示する
  • 動画の再生と引き換えにアプリケーション内での特典を付与する など


④Webサイト

一般的なWebサイトにおいては、アウトストリーム広告として動画を出稿できます。

動画を自分から視聴する機会が限られているユーザーや、SNS・アプリケーションをあまり利用していない層などへのアプローチも行いやすい点が特徴です。

なお、購買意欲を高める販促動画についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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動画広告の課金方式

動画広告の課金方式には以下の種類があります。


▼動画広告の課金方式

課金方式
概要
CPV課金
再生回数に応じて広告の掲載費用が課金される方式
CPM課金
表示回数に応じて広告の掲載費用が課金される方式
CPC課金
広告のリンク先へと遷移した回数に応じて広告の掲載費用が課金される方式


CPV課金ではユーザーが広告を一定時間視聴した場合のみ課金されるため、その前に離脱やスキップをされた分には課金が発生しません。

CPM課金の場合、ユーザーの画面内に表示された時点で課金が発生します。ただし、表示回数が確保されやすいことから認知拡大に向いています。

CPC課金は、コンバージョンに誘導するリンク先への遷移と連動しているため、効果測定を行いやすいことが特徴です。

なお、動画制作の費用相場についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

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まとめ

この記事では、動画広告について以下の内容を解説しました。


  • 動画広告の概要
  • 動画広告の特徴
  • 動画広告の主な種類
  • 動画広告の主な出稿媒体
  • 動画広告の課金方式


動画広告は、動画のクリエイティブを用いた広告のことで、一般的にはインターネット上で出稿される動画広告を指します。

テレビCMと比較して、視聴者は能動的に視聴することになるため、狙いを絞ったターゲットへの訴求に向いています。また、動画を用いない広告と比較した場合、情報量が多くユーザーの目にとまりやすいことが特徴といえます。

動画共有・配信サービスのほか、SNSやアプリケーション、Webサイトなどさまざまな媒体において動画広告の出稿が可能です。

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