広告の種類と制作する際に押さえておきたい3つのポイント
広告を出稿する際は、目的に沿った適切な媒体を選ぶことや、見た人に好印象を持ってもらえるような工夫を施すことが大切です。
しかし「どの広告媒体を選べばよいか分からない」「広告を制作する際に気をつけたいポイントが知りたい」といった疑問を持つ企業担当者の方もいるのではないでしょうか。
本記事では、広告の種類と制作する際に押さえておきたい3つのポイントについて解説します。
目次[非表示]
- 1.広告の種類
- 2.広告制作で押さえたい3つのポイント
- 2.1.①ターゲットを設定する
- 2.2.②5W1Hを意識する
- 2.3.③写真・イラストを活用する
- 3.まとめ
広告の種類
広告の種類は、大きくマス広告とデジタル広告、SP広告の3つに分けられます。
マス広告
マス広告とは、テレビやラジオ、新聞などのマスメディアに出す広告のことで、商品・サービスを認知してもらうことが目的です。
▼マス広告の種類
- テレビCM
- ラジオCM
- 新聞広告
- 雑誌広告
マス広告の特徴として、マス(Mass:大衆)に対してアプローチできる点や、知名度の向上・ブランドイメージの構築が望める点が挙げられます。
マス広告は広告媒体によって影響力や費用が異なります。例えば、テレビCMやラジオCMの場合、全国版と地方版によってアプローチできる層が異なるほか、放送局や放映回数によって料金体系も異なります。
マス広告は大衆向けの広告であるため、広告効果の測定が難しく、広告内容を変更しづらい点や、掲載までに時間がかかる点などに注意が必要です。
デジタル広告
デジタル広告とは、SNS広告やリスティング広告、動画広告など、インターネット上で展開される広告のことです。“Web広告”や“インターネット広告”とも呼ばれます。
デジタル広告の特徴として、年齢・性別・興味・関心など柔軟なターゲティング設定を行うことで、効率的に広告配信できる点が挙げられます。
▼デジタル広告の種類
- SNS広告
- リスティング広告
- 動画広告
- アフィリエイト広告
- ディスプレイ広告
- 記事広告
- メール広告 など
デジタル広告は、マス広告と比較して正確な効果測定が可能です。また、出稿中に広告内容を変更できる、コストを抑えられるといったメリットがあります。
ただし、さまざまな配信媒体や配信方法があるため、十分な知識がなければ取扱いが難しい点には注意が必要です。
SP広告
SP(Sales Promotion:セールスプロモーション)広告とは、商品・サービスの販売促進を目的とした広告です。
SP広告には折り込みチラシや交通広告などが挙げられます。消費者の身近にあり、親しみを感じてもらいやすいため、購買行動の後押しとなることが期待できます。
▼SP広告の種類
- チラシ
- POP広告
- フリーペーパー
- ダイレクトメール
- 交通広告
- 屋外広告 など
SP広告は種類が豊富でそれぞれ特徴が異なるため、商品・サービスに合わせて媒体を選択することが大切です。
例えば、折り込みチラシの特徴は消費者から高い信頼を獲得しやすいことです。新聞という権威性が高い媒体に挟まれた状態で消費者に広告が届くため、信頼性が高くなりやすいといえます。また、紙媒体で配布することから、「今は忙しいから明日見よう」と簡単に保存できることも強みです。
広告の出稿先の選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
広告制作で押さえたい3つのポイント
ここからは、広告を制作する際に押さえておきたい3つのポイントを解説します。
①ターゲットを設定する
1つ目のポイントは、ターゲットを設定することです。ターゲットを設定することで、より訴求力の高い広告が制作できます。
不特定多数の消費者に向けて宣伝する場合、万人受けを狙うことは可能ですが、ターゲットを明確に設定しなければ、獲得したいターゲット層への適切なアプローチが困難になります。
さらに、獲得の対象でないターゲット層にもアプローチするため、十分な効果が得られず、無駄なコストや売り上げの伸び悩みなどを招く可能性があります。
ターゲットを意識して訴求力の高い広告を制作することで、適切なアプローチができるほか、顧客の獲得・売り上げ拡大・競合他社との差別化などが期待できます。
広告のターゲットを絞るコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
②5W1Hを意識する
2つ目のポイントは、5W1Hを意識することです。
5W1Hとは、英単語のWhen(いつ)・Where(どこで)・Who(誰が)・What(何を)・Why(なぜ)・How(どのように)の頭文字です。5W1Hを意識して情報を整理することで、広告で伝えたい情報や訴求したいターゲット層、広告媒体などの選定が行いやすくなります。
▼5W1Hと情報を整理する際のポイント
5W1H |
ポイント |
When(いつ) |
|
Where(どこで) |
|
Who(誰が) |
性別・年齢・属性(学生・会社員)など、ターゲットを決める |
What(何を) |
商品情報・価格など、商品の訴求ポイントを決める |
Why(なぜ) |
集客・認知拡大・商品紹介など、広告を出稿する目的を明確にする |
How(どのように) |
ターゲットにどのように伝えるのか、広告の手段を決める |
③写真・イラストを活用する
3つ目のポイントは、写真・イラストなどを活用することです。広告は、文字だけでなく、写真やイラストを含めて伝えたほうがターゲット層の記憶に残りやすくなります。
一般的に、消費者が広告を目にする際は、文字よりも先に写真やイラストを見る傾向にあるといわれています。
広告の写真やイラストに興味を持ってもらうことで、最後まで見てもらいやすくなります。
また、デジタル広告の場合には、動画を活用することも有効です。
▼写真・イラスト活用の具体例
- 商品や企業のイメージに合ったデザインのイラストを挿入する
- 上品で美しい写真を使う
- 温かみがあって癒されるイラストを入れる
- あえてシンプルなデザイン・ニッチなデザインにする など
まとめ
この記事では、広告制作のポイントついて以下の内容を紹介しました。
- 広告の種類
- 広告制作で押さえたい3つのポイント
広告は、マス広告・デジタル広告・SP広告の3種類に分けられます。また、さまざまな広告媒体に分かれるため、出稿の際は各媒体の特徴を把握することが大切です。
訴求したい商品・サービスに適した広告媒体を選択するには、ターゲットの設定や、5W1Hを活用した情報整理が重要です。そのほかに、ターゲットの興味を引くような写真やイラストを活用することで、印象に残る広告を制作することもポイントです。
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なお、広告の効果を高める訴求軸については、下記の記事で詳しく解説しています。併せてご一読ください。