【広告の種類】広告媒体の特徴と目的別の運用方法

企業のブランドや商品・サービスの認知度向上、見込み顧客の獲得のために活用できるのが広告です。広告とひと口にいってもさまざまな種類があるため、目的に合った媒体を選ばなければ期待する効果が十分に得られない可能性があります。

広告の出稿を検討する際、「自社に適した広告媒体の選び方が分からない」「広告の種類について知りたい」といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

本記事では、広告の種類と特徴を一覧にまとめて紹介します。また、広告の目的別の運用方法についても解説します。

主な広告の種類と特徴

広告は、主にマス広告・デジタル広告・セールスプロモーション（SP）広告の3つに分けられます。

近年はデジタル広告を活用する企業が増えていますが、広告の目的によってはマス広告やSP広告が適している場合もあります。そのため、広告の種類・特徴を理解して、どの広告媒体を選ぶかを見極めることが重要です。

①マス広告

一般的にマス広告に分類されるのは、テレビCM・新聞広告・ラジオCM・雑誌広告です。マス広告の特徴は、不特定多数の幅広いターゲット層にリーチして、認知拡大やブランディングが行えることです。

テレビCM

テレビCMはテレビ番組中に放映される広告です。世代や性別を問わずに多くの方が視聴するため、企業ブランドや商品を幅広い層にアプローチできます。

新聞広告

新聞の広告枠に掲載される新聞広告は、社会的信頼が高く、中高年層にリーチしやすいのが特徴です。

ラジオCM

ラジオCMはラジオの放送中に流れる広告です。音声のみで商品・サービスを訴求します。放送する時間帯や地域によってリスナーが異なるため、ターゲットを絞ってアプローチできます。

雑誌広告

雑誌広告は雑誌の紙面に掲載する広告です。雑誌は特定のジャンルに特化しているケースがあるため、読者層に合わせてリーチできます。

②デジタル広告

デジタル広告には、リスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告・動画広告などが挙げられます。デジタル広告は“オンライン広告”や“Web広告”、“インターネット広告”とも呼び、効果測定しやすい点が特徴です。

リスティング広告

リスティング広告は、検索エンジンで検索したときに検索結果画面に表示される広告です。指定のキーワードを設定することで、顕在層へアプローチできます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、Webサイト内の広告枠に掲載される広告です。画像や動画付きなどの形式が選べます。

SNS広告

SNS広告は、Twitter（※1）やInstagram（※2）などのSNSに掲載される広告です。NSごとにユーザー層が異なるため、ターゲティングして訴求できます。

※1…Twitterは、Twitter, Inc.またはその関連会社の登録商標です。

※2…Instagramは、Meta Platforms, Inc.の登録商標です。

動画広告

動画広告は、YouTube・SNSなどの動画の再生前・途中に表示される広告です。映像と音声でユーザーの視覚・聴覚に訴えることができます。

リターゲティング広告

リターゲティング広告は、一度自社のWebサイトを閲覧したユーザーに対して表示させる広告です。“リマーケティング広告”とも呼ばれます。

純広告

純広告は、Webメディアの広告枠を購入して掲載する広告です。バナー広告・テキスト広告・リッチ広告などがあります。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、アフィリエイター（媒体主）のブログ・Webサイトに広告を掲載してもらう方法です。成果に対して報酬を支払うため、“成果報酬型広告”とも呼びます。

③SP広告

マス広告やデジタル広告以外の販売促進を目的とした広告をSP広告といいます。SP広告には、DM（ダイレクトメール）・チラシ・屋外広告・フリーペーパーなどがあります。

DM

DMは、個人や法人宛に封書・はがき・Eメールを送付するマーケティング手法です。

チラシ広告

チラシ広告には、折り込みチラシ・ポスティング・同封同梱広告などがあります。

屋外広告

屋外広告は、屋外看板・電柱広告・商業施設の懸垂幕などがあります。通行量の多い場所や、人の目に触れる場所に設置することで認知拡大を狙います。

フリーペーパー

フリーペーパーは、無料で配布する印刷物に掲載される広告です。特定のジャンルや地域など、ターゲットを絞ることもできます。

交通広告

交通広告は、駅構内・空港ロビー・タクシー内など、多くの人の目に触れる場所に掲載される広告です。通勤・通学中などに何度も広告を目にしてもらうことで、潜在層にアプローチできます。

イベントプロモーション

イベントを開催して販売促進を行うイベントプロモーションは、直接参加者にアプローチできるのが特徴です。

目的別の広告運用方法

広告を出稿する際は、目的を明確にしたうえで広告媒体を選ぶことが大切です。また、広告効果を最大化するために、広告媒体を掛け合わせて運用する方法もあります。ここでは、目的別に広告媒体を掛け合わせる方法を2つご紹介します。

①販売促進

販売促進や集客を効果的に行いたい場合は、テレビCMとSNS広告のLINEクーポンを掛け合わせて運用する方法があります。テレビCMで認知拡大を狙い、LINEクーポンを活用して効果的に集客力を高めて販売促進を行います。

②認知獲得

認知獲得やブランディングが目的の場合、テレビCMと動画広告を掛け合わせて運用する方法があります。

テレビCMのみの場合、テレビを視聴しないターゲット層にアプローチできません。企業ブランドや商品を伝える内容の動画広告を掛け合わせて、インターネットを利用するターゲット層にアプローチすることで、さらなる認知度向上を狙います。

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また、広告の出稿先の選び方については、こちらの記事で解説しています。

まとめ

この記事では、広告の効果について以下の内容を紹介しました。

• 主な広告の種類と特徴
• 目的別の広告運用方法

マス広告は認知拡大とブランディング力、デジタル広告・SP広告は効果測定がしやすいなど、広告媒体によってそれぞれの特徴やメリット・デメリットがあります。広告を出稿する際は、広告の特長を理解したうえで目的に合った媒体を選ぶことが重要です。また、広告媒体選びや運用方法に悩んでいる場合は、プロに相談することをおすすめします。

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広告媒体や出稿時期などの計画に関するメディアプランニングについては、こちらの記事で解説しています。併せてご覧ください。