テレビCMにはどんな効果がある?効果を出すためにできることは?
自社の製品やサービスを消費者にアピールする方法として、テレビCMは昔から広く使われてきましたが、いったいどんな効果が得られるのでしょうか。
また、テレビCMがもたらす効果を最大限に引き出すためには、どんな工夫をすれば良いのでしょうか。
テレビCMの効果について、詳しく見ていきましょう。
目次[非表示]
- 1.テレビCMに期待できる効果
- 1.1.商品や自社の認知度・信頼度UP
- 1.2.購買促進
- 1.3.ブランドイメージの構築
- 2.テレビCMの効果をより引き出すためには?
- 3.まとめ
テレビCMに期待できる効果
テレビCMに期待できる効果には、どんなものがあるのでしょうか。
商品や自社の認知度・信頼度UP
テレビCMでまず思い浮かぶのは「商品やサービス、会社の認知度・信頼度をアップすること」で、最も期待できる効果でもあります。近年インターネットなどの普及で若年層のテレビ離れが指摘されてはいるのですが、まだまだテレビの認知度アップ効果は健在です。
総務省の「利用時間から見るメディア利用の変化」という調査によれば、テレビの視聴時間は年々減少傾向にはあるものの、まだまだ視聴されているとのことです。
30〜40代の場合は1日あたり2時間以上、50代は3時間以上、60代以上はなんと4時間以上もテレビを見ているというデータが出ています。
テレビ視聴時間の減少が著しい10代〜20代でも、1日1時間以上はテレビを見ていることがわかります。また、テレビを見ながらインターネットを利用している平行利用層もいるため、一概にインターネットの普及がテレビの視聴時間を削るとは言い切れません。
つまり、テレビは幅広い視聴者に効率よく認知度を上げられるメディアとして、まだまだ価値があると考えられるのです。企業やサービス名を広く認知してもらうためには、テレビCMを活用するのが有効でしょう。商品やサービスのターゲット層が幅広い年代の場合、特に有効と言えます。
さらに、テレビCMはある程度まとまった費用がかかることを視聴者も知っていますので、商品や企業イメージとして、
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資金に余裕がある、優良企業である
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有名企業である
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安心感のある商品・サービスである
上記のような信頼感を抱いてもらいやすいです。
このように、テレビCMは幅広い層に安心感や信頼感を伴った認知度をアップできる手段として、まだまだ有効と言えるでしょう。
購買促進
テレビCMは印象に残りやすく、消費者が商品やサービスを選ぶときに関連して思いだされやすいです。特に印象に残りやすいCMは、以下のような特徴を持っています。
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放映時間が短く、端的でわかりやすくまとまっている
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繰り返し放映される
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視覚、聴覚に訴えかける
短くわかりやすいテレビCMは人の記憶に残ります。
特に、ストーリーが面白い、映像に迫力がある、音楽を覚えやすいといった特徴を持つCMは強く記憶されやすいです。ということは、商品やサービスの良さ・特徴を直接的に知ってもらい、購買行動を促し、売り上げアップが期待できると考えられます。
実際に、テレビCMを見た後、スーパーやコンビニなどで商品を見かけて思わず購入したというケースは珍しくありません。
さらには、同じカテゴリの商品から選択するときでも、印象に残っているということはそれだけで手に取ってもらいやすいです。特に、お菓子や飲料など単価の低い商品では購入へのハードルが比較的低いため、こうした傾向が顕著に現れます。
単価が高い商品でも、テレビCMで商品の魅力やイメージがしっかり根づけば興味を持ってもらいやすいでしょう。
ブランドイメージの構築
テレビCMは、商品・サービスが持つ世界観・メッセージなどを強く訴えかける手段として有効です。
真面目・誠実といった実直なイメージや、おしゃれ・革新的といった憧れのイメージなど、他社との差別化をはかり、企業と商品・サービスのブランドイメージを作ることができます。
企業や商品のブランドイメージが構築できれば、消費者の購買行動にも変化をもたらすことができるでしょう。
テレビCMの効果をより引き出すためには?
テレビCMの効果をより引き出すためには、ターゲットを明確にする必要があります。
訴求したいポイント、目的を明確にし、ターゲット層に合わせて出稿日時や映像・音を変えなくてはなりません。
テレビCMの出稿日時をターゲット層に合わせる
ターゲットが見ていそうな時間帯に放映することは、テレビCMで最も重要なポイントです。タイミングを外してしまうと、どんな良いCMでも効果は期待できません。
例えば、サラリーマンをターゲットにするなら平日夜・土日、主婦層なら平日昼など、ターゲット層に合わせて出稿日時を変えましょう。
テレビCMの内容をターゲット層に合わせる
ターゲットに合わせたCMを作ることも、やはり重要なポイントです。
さまざまな側面からターゲットのニーズや行動パターンを分析し、ターゲットに興味を持ってもらいやすい表現を考えましょう。ターゲットの心を掴み、できれば話題になって拡散されるようなCMを作れるのが理想です。
ビジュアルコミュニケーション、キーメッセージなどをより効果的にするため、アウトソーシングするのも良いでしょう。
まとめ
インターネットが普及してきたとはいえ、まだまだテレビCMの効果は健在です。特に、若年層のみならず幅広い世代に効率よく商品・サービスや企業名を知ってもらうためには、テレビCMが効果的です。
効果をより引き出すためには、出稿日時や内容をターゲット層に合わせましょう。